ロータリーエンジン復活か!?

gmrp

マツダといえば唯一ロータリーエンジン搭載の市販車を発売していた自動車メーカーだが、ヨーロッパの排ガス基準に適合させることができず、最後のロータリーエンジン搭載車であるRX-8を泣く泣く生産終了としてしまいました。
実は噂ではロータリーエンジン搭載モデル発売から50周年目にあたる2017年に新しいロータリーエンジンを搭載したスポーツモデル、RX-7の後継モデルとして発売されるとかRX-9になるとか言われていますが何かしらの形で発売されるなどといわれています。

ロータリーエンジン搭載モデルが再販されるということは、ロータリーエンジンが各国の基準に合致させることができたということになります。

ロータリーエンジンは通常のレシプロエンジンと違って、クランクシャフトに連結したピストンが上下する形で動力を得るのではなく、まゆ型に変形させたハウジングの中で、三角形のローターというものが偏心する形で回ることによって動力を生み出しているエンジンで、レシプロエンジンの様な上下運動を回転運動に変換するということではなく、回転運動を回転運動として取り出すため、動力性能としては効率の良い構造となっています。

しかし、一方ではレシプロエンジンの吸排気バルブにあたるアペックスシールが完全な密閉状態を作ることができず、燃焼効率が悪くなり、それによって排気ガス内に未燃焼ガスが入り込みやすいということから排ガス基準、特に基準が厳しいヨーロッパの基準に合わせるのが難しいのです。

それからレシプロエンジンはエンジンが二回転するのに1回の燃焼行程を持つのに対して、エンジン内部では一回転に3回も燃焼行程を行い、エキセントリックシャフトで減速するため、エンジンとしても1回転に1回の燃焼行程を行うことになります。

それによって同出力のレシプロエンジンより排気量を小さくすることができるのですが、それを踏まえても燃費が非常に悪く、ここ最近の風潮にあっていないエンジンなのです。
これがロータリーエンジン衰退の一番大きな原因、技術的にはがす基準を満たせなかった、そして低燃費ブームにあわなかったということなのです。

こういったエンジン特性がありながらも復活する予定があるということはそれらが最低限クリアできたということになります。

燃費に関しては、ハウジング内のローターの動きを大きくすることで、レシプロエンジンのいわゆるロングストローク化と同じ状況を持たせることでパワー型からトルク型とし、同じ燃料噴射量でも高い燃焼効率を持たせることで実現できるようで現在開発中の16X型エンジンもそういった形になっています。

排ガス規制に関してもロングストローク型にすることで多少の向上は見られるのですが、主な対策は触媒やEGRなどの補器的な部分と各シールの性能向上で果たすと思われます。

ただ、やはりロータリーエンジンモデルといえば高出力でモーターのように気持ちよく回るというのが最大のメリットで、どうしても動力性能に気がいってしまいますが、次期モデルのロータリースポーツは噂では300psを発生させるのではないかといわれています。

300psといえばレシプロエンジンでいえば2リッターターボエンジンクラスと同様のものですので、パワーとしては十分で、それにRX-7シリーズであるならば軽量ですのでそれ以上の動力性能を発揮するものと思われます。

このエンジンは1.6リッターNAエンジンらしく、エンジン排気量的にはここ最近のダウンサイジングの流れに乗ったかのように思えますが、実際には排気量的には先代の13Bエンジンより大きくなっています。

RX-7やRX-8に採用されていた13Bエンジンは654ccのものを縦二列に並べた総排気量1308ccとしていたものだったので、今回のエンジンはダウンサイジングではなくむしろ約300ccほど排気量がアップしている形になります。
こうしたのも多分、燃費や排気ガスの清浄化を向上させるためにNAエンジンとして使うことを想定しているからだと思います。

でもやはりRX-7といえばロータリーエンジンにターボチャージャーの組み合わせでブーストアップをすれば簡単のパワーアップすることができるというのがいい部分であって、燃費が向上するのは歓迎できますが、NAエンジンでパワーアップもそう簡単にできないのであれば、魅力はかなり落ちます。

今でも中古車市場で新しいNAのRX-8より古いモデルであるRX-7に人気が集まっていることでもわかるでしょう。

排ガス規制はクリアできないと車自体を売ることができませんが、それ以外の要素でNAエンジンとなってしまうのは少々残念です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です