三菱の軽自動車燃費偽装不正問題について

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三菱自動車の今回の燃費不正問題の発生した要因

三菱自動車の燃費不正問題が発覚してまたまた大きな問題になっています。実質3回目の不正確氏ということになります。今回に関しては安全性という部分ではありませんでしたが燃費の数字を事態走行の結果から記録せずに、机上の数字だけで登録して、取引先にも伝えていたというきわめて残念なお話です。

それも発覚したのは取引先からの指摘ということでこれもまた、残念なことです。
せめて内部告発などで事情効果があればまだしもよかったのかもしれませんがこれでは救いようもないではありませんか。

では、今回の不正が発生した要因をいくつか挙げて生きたいと思います。まずは何といっても自動車業界の燃費競争の激しさにあります。

当時から燃費に関しては各社は軽自動車、ディーゼルエンジン、ハイブリッドカー、次世代のエコカー開発とかなりの鼻息で開発を進めており、そのカタログスペックと実質走行燃費は販売の要になっていたといっても過言ではありません。もちろん、ここには国としての計測すべきデータがあり、そこに準拠した記録でなければならないのはいうまでもありませんが。ここが根本的にかけていたのが三菱自動車の実態です。

次の要因としては後ほどにも記載しますが企業統治が働かなかったことにつきます。

今回の現象は残念ながら、たった一人の不正ではなく、相当数の人数がわかった上での防いであったことは言うまでもありません。ここを捉えてみると企業統治はもちろん、社員みんなが倫理観や誠意官位欠けていた、または不正を正そうという気持ちが何かに負けてしまったという課題もあったのではないかと思います。

次に要因。それは三菱グループにおける地位です。三菱グループといえば、誰氏もが認める大財閥系です。その中でも業績が悪かろうが不正が何度発覚しようが自動車事業である三菱自動車は常に守られてきました。
今回の燃費不正問題もそういったおごりが会社全体としてあったのではないでしょうか。まさに外の世界が見えていなかったといえます。

なぜ、三菱自動車は不正隠しが繰り返されるのか

では、なぜ三菱自動車では過去のリコール隠しも含めて、こうした不正が繰り返されるのでしょうか。正直、社内、ステークホルダー、ユーザー、株主と全ての取引先を裏切っている状態になっているわけです。正直、さすがに今回の件では信頼を取り戻すことは難しいといえるかもしれません。その不正隠しの繰り返される要因をいくつか。

まずはこれは個人でも組織でも一緒ですが同じ過ちが繰り返されるということは企業としての反省の念が浸透していないというところに尽きると思います。たとえば、最初のリコール隠しの発覚時にトップが公に対して今後の経営に関しての志をしっかり述べました。しかし、それをどれだけ全社員が自分ごととして考えていたのでしょうか。

もし、この記者会見そのものを他人事推して考えていたにであれば、間違いなく同じ過ちが繰り返されることになります。実際に2回目の不英各紙も発声してしまったわけです。そして、同じように全てのステークホルダーに対して謝罪と今後の改善を組織面ではかるという表明をしておきながら、実際にはこの3回目にいたるわけです。

大企業ともなれば、従業員が個人的なちょっとした就業時間不正、残業手当不正を犯して組織で罰するということはあります。

しかし、三菱自動車の今回の燃費不正問題に関しては間違いなく個人の問題ではなく、組織としての課題です。

そして、なにより内部告発ではなく、取引先から指摘されたという時点で事情効果もまったく認められません。三菱自動車に関しては今回の件でさまざまな別の情報も出てきています。部品メーカーの交渉も他の自動車メーカーの値下げ交渉と比べて論理性にかけていて、とにかくコストダウンの落としどころが決められているので交渉の余地がないとか、車体提供の交渉においても三菱グループの実力をかさに来た交渉が表に影に見られるという残念なことも。これらのことを勘案してみると三菱自動車全体が個人の側面でも企業としての側面でもおごりに似たような感覚で社外と接していたのではないでしょうか。

そして、その体質を問題とせず、自分たちは三菱グループだから許されるんだという間違った自覚をもっていたような気がします。

ここで気づくのは結局、過去の間違い、リコール隠しにおいても自分たちの過ちを未来に生かすことを真剣に考えられていなかったということにほかなりません。今回の燃費不正申告に関しては非常にわかりやすい不正で誰がどう見ても社内で知っていた人数はかなり多く、もちろん内部告発にゆれていた社内の人間もいたかもしれまんが実際にはそうならなかったという結果論を見れば、三菱自動車の三菱グループにおけるおごりがどこかにあったのではないでしょうか。
おそらく、今回の不正で多くのユーザーが三菱に不信感を覚えたことでしょう。
ただし、三菱の車を売るなら買取店などでは相手にされない場合があるので、三菱のディーラーに問い合わせてみるのが無難といえる。

企業ガバナンス、経営理念の重要性を改めて考える

今回の三菱自動車の燃費不正隠し問題をはじめとした企業の不正隠しに関しては多くの意見があると思います。わたしはここで改めて企業ガバナンス、そして経営理念の観点で考えてみたいと思うわけです。
まずは企業ガバナンスです。三菱自動車に関しては過去2回のリコール隠しでトップの引責、ガバナンス変更も行ったことは確かです。

しかし、こうして繰り返されるということは企業ガバナンスが働いていないということになります。

三菱自動車の場合も、定期的にトップが人員の入れ替えや馴れ合いが発生するようなタイミングで新たなガバナンスへの移行をはかるような措置が必要ではなかったのでしょうか。

そして、加えるのであれば、社員以外にも社外取締役と同様に社外のメンバーで構成される第三者委員会を常に持ち、客観的な調査を1年中あらゆる部門に対して行うくらいの思いがなければ、三菱自動車のレベルになれば、とてもではないですが不正の体質は一時的な反省の色はあっても、実現に至らないといえるのではないでしょうか。企業ガバナンスの中でも特にリスクに備える、そしてリスクを以下に防ぐかという部分は大企業であれ、中小企業であれ非常に大きな問題として現代では取り扱われるようになっています。全てのステークホルダーにかかわってくることであり、さらに自動車産業であれば、人の命をあづかるだけに更なる重要性を担うわけです。

次に経営理念です。経営理念とはいわずもがな、従業員があらゆる場面で行動指針とするものであり、全ての活動は経営理念に即して行動をすることになるわけです。この経営理念は企業が存続する限り普遍であり、変わらないものです。これは三菱自動車の場合「大切なお客様と社会のために、走る歓びと確かな安心を、こだわりをもって、提供し続けます」になります。客観的に見ても自動車メーカーの経営理念としては非常にすばらしい文言でよく練られたものだと感じます。

しかし、これを三菱自動車の従業員がトップから担当者にいたるまでその意味を理解しているかどうか、そしてそれに即して行動しているかどうかが大きなポイントになるわけでそこがかけていたといえるでしょう。いかに優れた経営理念も社員が理解し、講堂に移されていなければただの文言にすぎないわけです。今一度、三菱自動車はこのすばらしい経営理念にもとづいて考え方をそして行動を変えていかねばならないタイミングにあると思います。

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